喜びをやりがいにする

看護師には様々な仕事があるが、共通しているのは患者に対して献身的に看護を行い満足してもらうことだ。
治療の達成やQOLの向上など、何を求めているかは患者によって違ってくる。
その欲求に看護という形で応えるのが使命であり、その仕事自体にやりがいを持てるようになるため必要な能力がある。

献身的な看護に前向きになれるようになるために大切なのは、患者の喜びを感じ取る能力に他ならない。
看護を受けて満足したら、感謝の言葉をかけてくれる患者もいる。
それを素直に受け取り、自分の喜びにすることが重要である。
たとえ感謝の言葉をかけてもらえなかったとしても、ちょっとした表情の変化や仕草から喜んでくれたと察し、喜びに変えられる能力が大切になる。
自然にそれができる人は、どんな看護に対してもやりがいを感じるようになるだろう。
患者の満足を第一に考えて献身的に看護を行い、日常の中でも最終的にでも喜んでいる姿を見つけられると、それが前向きに働く原動力になるものだ。
看護師としてスキルを磨いてより良い看護を行い、満足してもらえるようになろうという気持ちも大きくなるだろう。
そうすると自然にスキルアップを目指し、知識も習得しようと考えるようになる。

このように、喜びを感じ取る能力があるだけで常にやりがいを実感できるようになり、看護師としての成長も遂げられるだろう。
喜びを感じ取る能力を資質として自分が持っているかと考えてみると、看護師として適性があるかが分かる。